ATLASで研究を始めるにあたって
ATLASに参加して研究を行うにあたって、研究所のユーザー登録をしたり、いろいろなアカウントを作る必要があります。すぐに全てが必要になるわけではないけど、早めに手続きを済ませてしまいましょう。
- ATLAS実験への参加
- ATLAS秘書にATLAS Registration formを提出
- データ解析を行うためのグリッド環境を利用する準備
- KEKユーザー登録
- KEK認証局に証明書を発行してもらう
- ICEPPの計算機アカウント申請
- ATLAS Virtual Organization (VO)への加入
ATLASへの登録
ATLAS Registration form (リンク)に必要事項を記述して、チームリーダーのサインをもらう。日付はDD/MM/YYYYのように、日/月/年のように書く。手書き文字は大文字の方が読みやすいです。
ATLAS Registration formとパスポートのコピーをスキャンしたPDFファイルをCERNのATLAS秘書(atlas.secretariatアットcern.ch)に送る。平日であれば数時間後には、ATLASのデータベースに登録されてCERNの計算機アカウントを発行してもらえます。アカウントが作られたら個別にメールが送られてくるので、初期パスワードの変更とコンピュータ・セキュリティに関するテストを受講する。
これによって、ATLASのWikiやミーティングのページを見られるようになります。
KEKユーザー登録
KEKのユーザー登録を http://www2.kek.jp/uskek/user/ より行う。
グリッド認証局より証明書を発行してもらう
認証局に証明書を発行してもらう手順は以下のページにまとめられています。 http://www.icepp.s.u-tokyo.ac.jp/~sakamoto/education/atlasj/lcg/certificate/index.html
ユーザーアカウント申請書を提出したら、後日KEKの担当者と面談をビデオ会議で行う。本人確認とグリッド使用上の注意事項等の説明を受ける。
グリッド証明書の取得
面談を終えてからアカウント情報を郵送で受け取ります。これを受け取ったらLinux上でコマンドを実行して証明書を取得する。
cd $HOME mkdir -p .globus cd .globus /opt/kek/caclt/bin/certreq .....を実行する。 chmod 400 userkey.pem
certreqを実行すると、途中でパスワードを聞かれるので入力する。このコマンドによって証明書の内容を暗号化したファイルが生成されるが、ファイルを解読するためのパスワードを設定する。
ATLAS仮想組織への加入
https://twiki.cern.ch/twiki/bin/view/AtlasComputing/WorkBookStartingGridの"Joining the ATLAS VO"以下を参照する。
東大ICEPPの計算機アカウント申請
https://www.icepp.jp/ にある管理者にアカウント作成のメールを送る。