プログラミングの基本

計算機上で行う計算

最初に、プログラムは実行中にユーザーとのやり取りを行わない簡単なプログラムを扱う。この場合、プログラムの実行には下の図のように、何らかの入力データを元に計算をして結果を出力することになる。

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文法上は、入力データ及び出力データは無くても問題ない。 このような簡単なプログラムをコマンドラインで実行して、入力データ、出力データは共に端末上で入力、出力(表示)させるものとする。

プログラムと入出力

簡単なプログラム(1+2を計算)を用いて、入出力データを扱う方法を示す。

入力データ

計算

出力データ

プログラム名

コメント

なし

1+2

3

Add_1plus2.exe

1+2の計算に特化

1, 2

a+b; a=1, b=2

3

Add_AplusB.exe

任意の2つの数字の足し算

+, 1, 2

a 演算子 b; 演算子='+', a=1, b=2

3

Calculate_AandB.exe

任意の2つの数字の四則演算

実行の仕方は、

2番目、3番目のプログラムでは実行時に与える数字(コマンドライン引数)を変えることで異なる数値の演算が可能となり、より汎用性のあるプログラムと言える。与えられた引数を読み込んだり、入力データのチェックを行ったりする必要がある分、プログラムの中身はより複雑になる。

このコード例から、プログラム内にコマンドライン引数を読み込む方法(std::cinを使用)や画面上に出力させる方法(std::coutを使用)もわかる。std::cin (std::out)では、<<(>>)演算子を用いてデータを順番に送ることで入力、出力を行う。

プログラムの実装方法